[プロレス観戦記復刻版] DDTレスリングとんこつ 2011(2011年6月12日)

DDTプロレス観戦記

DDTレスリングとんこつ 2011

(2011年6月12日・日・博多スターレーン)

イントロダクション

この日は朝から雨。早朝の用事をすべてかたづけて、軽い昼飯食って外出。案外すいすいと小倉入りしたが、この時期は修学旅行シーズン。だから悪天候なのに駅は大混雑。 おまけに降雨の影響で列車のダイヤが乱れてるらしい。今年はよくこういう目にあうなあ。でも私が乗る新幹線は普通通り来たのでそのまま乗って博多入り。

博多についても雨だった。まあ当然なんだが、やや蒸し暑い。スターレーンについてみるとなんと一階フロアにこの後の大日大会に出るアブドーラ小林選手が普通にたっていてびっくり!!

トイレ済ませて二階にあがってくると既に人でいっぱい。なぜか男色先生が普通にうろうろしていた。その間にも続々選手が入ってきて、邪魔にならないよう移動を繰り返していた。

オープニング

中に入ってみると売店ではアントン、大家、ひかるんが売り子をやっていた。なぜか途中からプレゼントされたエロ本をうれしそうに「いただきましたー!」とアピーしたひかるん、それもらったらしまえばいいのにずっと手にもったまま(しかも表紙を表にして)売り子してた。なんていいひとだ!変態だけど^^

途中から飯伏がサイン会に現れると途端に黒山のひとだかり!はっきりいって試合開始前の前説時もずっとサインしていた。さすがスーパーJr優勝効果!あまりの人に大家が「申し訳ありませんがサインのみでお願いします」というほど人がいた。

だからというわけではないんだが前説聞いてない人が大分いて、また新藤さんが出てくるものと思っていたらしいお客からすると、ブーイングができない分、ちょっと損した感があったような・・・

説明を映像でできない分はまとめて前説で説明するより試合ごとに入れてもらえると親切だったかな?

第一試合

○美月凛音(7分02秒 原爆固め)平田一喜×

はっきりいうと試合の8割は平田が押していた。美月は形が悪いなりに感情を表にだそうと必死な感じがしたが平田としては地元の顔でもある美月をたてねばならないし、難しい所だったと思う。

ほぼ同じ体型のMIKAMIがあれだけ説得力がある試合ができて美月にそれができてないのは正直歯がゆい。でもほかのどこで見るより博多では頑張るんだけど、なかなか
お客に認められてないっていうのがわかってしまうのがつらいかな。

あれだけきれいなジャーマンが全く説得力がないってもったいないよ・・・

第2試合ボブゲーム5thシーズン

○男色ディーノ[ボブ・サップからの刺客](5分39秒 ゲイ道クラッチ)ゲイロン・サマーズ×

この試合が結局なぜボブゲームとして行われ、ボブと闘うはずの男色先生がボブの刺客
としてでてこなくてはならないのか?が観客に伝わってない気がした。

とはいえ男色先生はエンジン全開!ただあおりがやっぱ新藤さんに比べると弱い。いつも通りこれという獲物を見つけては唇を奪っていく男色先生(被害者の中にはブル健さんや子供さんもいた^^喜んでたけど^^)。そして、試合はいつものとおりの男色ワールド一色^^

タイツの引っ張り合いは往年の藤波対マードックを思い出した^^しかもこの日なぜか一日2試合を闘う男色先生にしては比較的淡泊な試合運びでマイクもあっさりめで終了。

第3試合3WAYマッチ

○MIKAMI(6分01秒 スワントーンボム)ばってん多摩川×※もう1人は、大石真翔

これまた地元凱旋のばってんを立てないといけない試合。ただ、美月はまだしもばってんは大社長はじめとして多くのレスラーやファンからリアルに嫌われるオーラを発した
ガチヒールなんで^^これをどうベビーにしたてるか?それこそ腕試しという感じだった。

前回は誰が相手でも100%嫌われる汁レスラーマイケルが神がかった仕事を見せて
くれたものの、今回はMIKAMIと大石。仕事のできる二人だけに安心してばってん
もリングにあがれただろう。歓声は実際過去の博多大会でもっとも多かった。

もっともそのあとのばってん芸でだんだん空気が怪しくなっていったんだが、それでも
アイダホ、ミネソタ、ミシシッピがあんなに定着してるとは^^

この試合で唯一残念だったのは、プロレス頭をフルに使いきった大石が足を痛めてしまったこと。途中MIKAMIやばってんを裏切ったり結託したり3WAYならではの展開をみせていたので惜しかった。

それをみてかやや強引な感じでMIKAMIがばってんにとどめをさす恰好で試合は決着したが大石があそこまでできるとは思ってなかったんでそれは収穫だった。

怪我の具合は心配だけど・・・

第4試合KO-D次期タッグ選手権挑戦者決定戦

○ケニー・オメガ&中澤マイケル(14分46秒 クロイツ・ラス)佐々木大輔&アントーニオ本多×

これもシットハートを追放になったマイケルがなぜかケニーと組んでタッグ戦線に名乗りをあげてるんだが、まあ飯伏がああいう形でIWGPJrのベルト取りに行くことになってしまった以上、ケニーほどの逸材を遊ばせておくわけにはいかず、たまたま処遇に困ってたマイケルをあてがったという感じに見えた。

とにかくタッグ挑戦者決定戦なのにマイケル1人にブーイングが集まって1対3の試合みたいになってしまった。ケニブシがまた完成されたチームだったから余計マイケルの汁っぷりが際立ってしまい、タッグマッチとしてはバランスが悪かった。

とはいえどこへ入ってもそれなりに仕事をこなしてしまうマイケルはやっぱ達者な人だなあと思わずにはいられなかった。最初は不自然だったケニーとのタッグを成立させ、自分の見せ場も作って、フィニッシュはケニーに任せて自身はブーイングをあびるというもう汁キャラとしては完璧な仕事をしていた。

ただもう、いい加減「ほてってきたぜ~」に代わるフレーズを探した方がいいかな?なんかお客も飽きてたみたいだったし^^

第5試合TKG48vsグランマ、ディック東郷、最後のDDT博多大会(30分1本勝負)

○入江茂弘&高木三四郎(15分21秒 ダイビング・テディベア)ディック東郷&ヤス・ウラノ×

これは現在ユニオンに籍を置く大社長が6月引退が決まってる東郷さんのラストマッチに名乗りを挙げて、最後の別れを惜しむ試合になるか・・・思いきや、真意は別なところにあった。なんと今本当に各方面から絶賛されている有望株入江に対して上級のプロレス教室を施すという展開にもってきたのだ。

特に世界を知るディック東郷の所作一つ一つを自分ではなく入江に刻ませた大社長の親心が伝わって来る試合だったといっていい。

ヤスもここぞとばかりに職人の引き出しを引っ張りあけて入江にまだ見ぬ境地をたたきこんで行く。だがこれにこたえてしまうのが今の入江なのだ。本当にあのディック東郷に対して位負けするどころか押せ押せで試合に臨んでいく。

この男はどこまで伸びるのか?そこが知れないとはこのことだった。本来なら壮行試合として主役になっていい東郷さんが控えめにしかししっかり次世代にバトンを渡そうとしてる・・・

その一挙手一投足をこの目で焼き付けねばと括目してみていた。ダイビングセントーン
で「ありがとう!博多!」といってくれたのは嬉しかったなあ・・・

この会場でスペル・ニーニョと第一試合ででていた厳鉄魁が今ディック東郷をして去っていく。。。。感無量だった。いろんな思いが頭を交錯していって・・・マスクマンSATOとしての凱旋もあった。その歴史の全てを見たわけじゃないけど長く見てきた選手のはじまりと終わりをこうして見届けられたのはある意味感動的だった。

最後も肉声のみのやりとりだったのが逆によかったかもしれない。ありがとう。東郷さん。そして入江が未来を見せてくれたことでこの試合がただのセンチメンタルマッチにしなかったという意味では最高の幕引きになったと思う。

休憩

ここで休憩。売店はあいかわらず混雑していた。試合後東郷さんも大社長もブースにはいってた。皆それぞれなごり惜しそうにしていたのが印象的だった。

第6試合 蒼馬様が持つ「いつでもどこでも挑戦権」をかけた試合(30分1本勝負)

○高尾蒼馬(11分30秒ダイビング・ギロチンドロップ)石井慧介×

この試合はある程度予想のついた試合だった。なぜか?それはあえて「高尾」と書くが、彼が「蒼馬様」のままでは勝てない相手、それが石井彗介という選手だったからだ。

シットハートを付け焼刃とはいわない。彼のキャリアで一ユニットを引っ張っていくというのはかなりきつい事だと思う。ましてや腰ぎんちゃくの松永もいない。つまりこの日たった一人のシットハートとしてむしろ蒼馬様のままで闘うという手段もあったのではないかと思う。

だから高尾に戻ってしまった蒼馬様にはダーティプレイにもブーイングすら飛ばない。余裕のなさが完全に裏目にでた格好だ。だが立場は人を作るっていうけど、やっぱリーダーとしてやっていかないといけない。リアルにブーイングをもらえるマイケルも
巧者・佐藤光留もいない。

そんな意地だけが唯一高尾ではなく蒼馬様だったといっていい。そこを攻めきれなかった石井にも非はあったが、ぶっちゃけ何のためにいつでも誰でも挑戦権がかかってるのかがイマイチ見えなかった。

これはヤングドラマ杯ではないのだ。そこを二人とも勘違いしてほしくなかった。本当に嫉妬すべきは東郷さんの相手をして自分を消さなかった入江茂弘だという事をわすれないで欲しいと思う。

いい試合だったけど2人ともできる選手だけにやはり入江の領域にまで迫ってくれないといつまでたってもこのカードは「未来のメインイベント」以上にはなれない!

第7試合・メインイベント 飯伏スーパーJr優勝後の初試合!6人タッグマッチ(30分1本勝負)

○HARASHIMA&飯伏幸太&佐藤光留(21分07秒 蒼魔刀)KUDO&旭志織&男色ディーノ×

田口との激闘(これは順序逆で後からみたんだが)を制し、見事他団体所属で初の優勝をもぎ取った飯伏に立ち向かうは今や一大勢力になりつつある男’Sクラブの面々。やっぱ男色先生の意地もあって、いやでも注目の集まる飯伏にいい恰好はさせられない。

と同時に両国という年に一度のビッグマッチのメインを任されるKUDOにしても正念場の試合になった。果たして6者6様の個性が全開でぶつかりあう好試合に!

なぜか12月の3分の計の続きみたいな感じでKUDOにはひかるんが、飯伏には男色先生が絡んでいく。特にKUDO相手にするときのひかるんは本当イキイキしてて見てて気持ちいい!バッチバチの蹴りあいしばき合いがこれでもかと展開され、男色ワールドがそれに絡んでそこに旭とHARASHIMAという千両役者が脇を固めるわけだから面白くならないはずがない!

今回飯伏に対しては強気の男色先生もキスが習慣化してる西洋人のゲイロンや変態のひかるん相手ではキス攻撃が成立しにくい。しかしここでもバチバチのキスバット(ヘッドバットではなく^^)を仕掛けていくんだからさすが男色先生!!

やっぱこの人総選挙で1位のとれる選手だわ。呆れながらも脱帽せざるを得なかった。

飯伏が全面にでてくるという展開はいい意味で裏切られて逆にDDTというブランドがもう高木社長なしでやっていけてる現実を教えてくれたメインだったと思う。いい味で飯伏が目立たなかったというのはそれだけ凄いってことだよね。

だって今が旬の飯伏を全面にだせば楽に試合が成立するのにそれをよしとしなかったんだから・・・5人のプロ根性が存分に発揮された試合だった。

特に男色先生のインチキ蒼魔刀に対して本物がとどめをさしたのもよかった。が・・・やはり前回と比較しちゃうとやや物足りなさも残った。なぜならば!HARASHIMAが「鍛えているからだー」をやらなかったからではなく、全体的に地方の一大会をして両国までの1ステップにしかなってない印象が残ってしまったからだ。

後記

確かに両国は1年の総決算である両国は大事な大会である。だがレスリングとんこつもまた年に一度のDDTのビッグマッチなんだからもう少し両国色は抑えて欲しかったなあ。そろそろ映像は無理だとしても、ヨシヒコくらいが出てくるサプライズはあって欲しかったなあ。

今の博多のお客なら彼が出てきても大歓声だろう。あえてDDTだからこそ!注文を付けてみた。

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