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[プロレス観戦記復刻版] がむしゃらプロレス東日本大震災復興チャリティー大会頑張れ東日本!!~北九州からみんなの気持ちと元気よ届け!!~(11.4.29)

2018/06/22

*がむしゃらプロレス東日本大震災復興チャリティー大会頑張れ東日本!!~北九州からみんなの気持ちと元気よ届け!!~観戦記
(11.4.29 FRI 於:北九州市北九州パレス)

今回はもともと予定されていた大会をいったん白紙に戻した後で「3.11」がおこり、その4日後、緊急ミーティングが開かれ、選手全員のたっての願いとマスターの後輩が被災されたことを受けてのもので実は、一連のストーリーがある流れではない。

なのでイレギュラーなカードが続出。こうなる以前、実は無理を承知で、「ロイヤルランブルをやってほしい」と要望したことがあったのだがその大きな理由の一つが普段絡まない選手同士の絡みがみたいというところではからずも前回のLOC大会、今回のチャリティー大会でそれが実現してしまったのだ。

今回は急に決まってしまったこともあったがもともと行く気だったし、今回の収益が全額寄付されるという、未曾有の大会(つまり会場代やプロの足代は自腹!)になったのであった。

会場入りは一時間前くらい。なんといつも混むパレスの駐車場のほぼ玄関前に駐車できて、場内にはいった。ここで東日本への応援メッセを書き込むフラッグがおいてあったのでそれにかかせてもらった。開場するとTA-KI選手を筆頭に募金活動をされていたので心ばかりの金額をいれ、これも全額寄付になるこの日限定のオリTを購入。実はプロレスTシャツってプロレスファンになってから一枚しか買ったことがないのだ^^だから平成入って初めてのTシャツグッズがこれになったのだ!

こういう事情なんで演出もこりまくるがむしゃらにしてはシンプルなイントロからスタート。まずは全選手・ヒール・ベビーフェイス問わず全員が出てきて一分間の黙とう。

続いて運営部からのお知らせと連合軍入場式が行われ、試合開始!!

▼TOSSHIデビュー戦(20分1本勝負)
TOSSHIvsYASU

今回デビューのTOSSHIに対して、YASUはデビュー三戦目。プロ団体の3戦はたかが、の内にはいるかもしれないが、社会人団体としては大きな差になる。そしてYASU自身前回大物相手に叩きつぶされたものがどれだけ身についていたか?が初勝利以上に問われる試合だった。
はたして、しょっぱなから空中戦全開でいく展開は影をひそめ、じっくり手さぐりの基本的攻防からスタート。

そう、シンプルだがこういう事ができないと、プロの真似事で終わってしまうのだ。まだまだ改善点はあるもののYASUには確実に成長の跡がみてとれた。実際派手な技に頼ってしまうとお客はその場ではわくんだけど印象として全く残らない。だからこそ序盤で申し出た基本的な攻防は先輩という立場もあろうが、多少場数を踏んできたことで、舞台慣れしてきたと思うのだ。

一方のTOSSHIもYASUのムーブについていけるだけの内容をもった選手だった。しかし次から次によくまあこういう才能がでてくるよなあ。九州は本当人材の宝庫だ。

かくいう自分だっていうだけの理屈はしっててもそれをリングで表現できるかっていったらそれは無理な話。だからこそ尊敬の念をもって彼らをみているのだ。

試合は割とあっさりめ、というかYASUのダイビングフットスタンプがぐさっときまってYASU初勝利!しかし二人ともまだまだこれからだ!更なる精進を期待したい。

▼GAMROCK一夜限りの復活!

6人タッグマッチ(30分1本勝負)
GAMROCK&SUPERGAMROCK&GAMジェリー武藤
vsブラック☆スティック&皿倉山&パンチくん

で、この試合はなぜか入場式からうろうろしていたフランケンがこの試合も参加。当初発表があったカードにはいっていた自分の試合がなくなっていたからか?リング下にもぐったり運営部に絡んだりやたら「出たい」アピールをし続けていたのだが見事にスルーされて^^仕方なくセコンドにいた。

久々登場のオリジナルガムロックは初めてみたがまあ基本的に楽しいサイドの選手だし、GAMUジェリーは「ランジ○リー武藤」のこの日限定版の姿。なぜかGAMU軍は九州プロレスの台風軍団よろしく手に傘もって入場^^

ただ問題なのは皿倉山という謎の選手・・・・ってか九州プロレスによく似た選手がいるが二人(阿蘇、桜島)とも「活火山」。でも皿倉山はただの山だぞ^^なのにまんま阿蘇山のテーマでいけしゃあしゃあと出てくる皿倉山軍団^^

あきらかに中身は巨漢の某選手なのだが言葉づかいもなぜか肥後訛りになってるし!いや皿倉山は北九州だし!!つっこみどころは満載だったが、いつも通りゆる~い展開で始まった試合に件のフランケンが乱入!

リング上の選手誰彼なく襲い掛かり、無効試合に!!なんか空気だけぐだぐだになってしまったが、たっての希望で皿倉山軍入りしたフランケンとGAMUROCKチームはなんとレフェリーを「審判兼選手」で自軍にいれてしまった。

という事で再試合。

▼8人タッグマッチ(30分1本勝負)

GAMROCK&SUPERGAMROCK&GAMジェリー武藤&スマイリ―♂ケン
vs
ブラック☆スティック&皿倉山&パンチくん&ザ・グレート・フランケン

・・・がはじまったのだが途中で皿倉山のマスクがずれてしまい、GAMROCKに「マスクずれてるぞ!」とつっこまれると面倒になったのか、急に素顔になって闘いだした。正体は予想通りあのブ○健選手だったんだがマスク脱いだとたんヒールモードのスイッチが入っていきなりぼこり始めてしまった。

観客も途中から現れた○ル健にどう声援送っていいものやら、またスマイリ―さんが汗だくで試合にこそ参加しないもののコーナーに控えてるといきなりレフェリング要求されたりで、普段以上に動き回っていた^^

結果はまあどっちがかってもよかったんだが^^まあこういう企画じゃないと実現しないカードではあった^^

▼夢☆勝つっチャ!パート1(30分1本勝負)
アリマティvsマスクド・PT

このカードが実質メインだと思っていた人は多かったろう。まさしく予測不可能なカード。私の後ろのお客が「LOC対がむしゃらのお荷物」という言い方をしていたが実はそう思ってみていた人も少なからずいただろう。

だが私個人はいつものアリマティさんをマスクドPTの、「あの」マスクドPTの前で貫けるかどうかがカギだとにらんでいた。ましてやデビュー以来の初シングルがよりによってLOCのボスという、普段なら絡みようがない顔合わせだけに、まさに規格外。

だが、その意気込みはやや違った形で現れた。

テーマ曲がなり、登場したアリマティはなんと手に緑色の鎌!もちろん本物の刃物ではないのだが、モチーフにしてる大仁田よろしくデスマッチでも始める気?

・・・・

と思っていたら、なんと登場したPTをアリマティが先に急襲!!自分から場外戦を申し出たのだ!これには泡食ったPTは防戦一方。なおもエンジン全開で攻めまくるアリマティにPT思わず「こいつこんなに強かったっけ?」と会場に聞き直す始末^^

なおも猛攻を見せるアリマティ!普通なら「よくやった!いいぞ!」という展開になるところだが普段をあまりにも違いすぎたアリマティにお客がやや引き気味になってしまい、どっちかというと「PT応援しなくちゃ」という流れになってしまった。あろうことかPTコールまでおきてしまったのだ。

さすがにこれではいくら特別な大会とはいえ今まで築きあげてきたLOCの頭目としての沽券に係わる一大事。ブーイング飛ばされてなんぼのPT、アリマティのシングル慣れしてない、序盤からハイスパートで飛ばしすぎた「つけ」がきたところを見逃すはずもなかった!!!!

あきらかにガス欠になったアリマティのTシャツを脱がせると猛烈なチョップの連打連打!!!それを歯を食いしばって耐え抜くアリマティ。確かに望んだとおりの攻防にはなったんだが、いかんせん、いつもの試合ではアリマティの「強さ」をはかる物差しがない。

なのでお客側が実際やや戸惑い気味になってしまい多分選手サイドが望んだような逆「勧善懲悪」のラインまで行かなかったと思う。ただあの慇懃無礼なPTが試合後、わざわざ認めたくらいアリマティは頑張った!

いや頑張りすぎてしまったのだ!

それゆえ、休憩前にきたこのカード、変な後味をのこして終わってしまった。そういう意味ではなにもかも計算できないカードだったかもしれない。今後この顔合わせが続く可能性も残してしまっただけに扱いに困る事になっちゃったなあという試合だった。

普通ならカードがあってそれを選手が試合で紡いでお客とのやりとりで作品になっていくのがプロレスなんだが、いかんせん生ものでもあるんでふたをあけてみない事にはこういう結末もまってるってこともあるのだ。プロレスは奥深いねえ^^

▼九州プロレス提供試合(30分一本勝負)
台風4号対めんたい☆キッド

休憩前のトリはプロの提供試合。普通なら休憩あけにきてもおかしくない。しかも今が旬の台風軍とめんたいが初めて北九州で激突する!これが期待せずにおられようか?

色物でも実力は折り紙つきなんでいくらめんたいが盤石のエースでも苦戦が予想された。果たして台風とめんたいのコール合戦からスタートし、目まぐるしい攻防が展開!

お互いが一歩も引かない好勝負にここまで温まりきれてなかった会場がやっとわきだした!!やっぱ前の試合が「保険」いる内容だったんで^^「保証」付のカードをここにいれて正解だったのだ!!

しかし、めんたいは今更だが台風の実力者ぶりには毎回舌を巻く。だってあのIWGP Jrタッグに挑戦する前の旭を撃破してしまうんだから、ただのいろもんだと思ったら大間違い。要所要所で放つバックドロップをアクセントにして変形の、そして正調の台風クレイドルを鮮やかに決める台風。

そして傘を。。。。凶器にするとみせかけて使わなかったり^^はたまた傘さしてレフェリーのブラインドをついてみたり・・・でも透明傘をうっかりひらいて同じことをしたためにレフェリーにチェックをいれられてしまった!!

ここで、ややめんたいの人気に嫉妬して自分を見失ったか?台風が攻め急いだところをめんたい、ダイビングフットスタンプ~コーナーtoコーナーのミサイルキック、そしてとどめはめんたいスプラッシュで粘る台風を退けた。

▼夢☆勝つっチャ!パート2(30分1本勝負)

ダイナマイト九州vsSMITH

さて休憩あけはこれも扱いに困るカード、SMITH対九州!いやどっちも色物系も激しい系も出来る選手なんだが、さっきのアリマティ対PTが変な流れになってしまった事で、二人に変なプレッシャーがかかってしまった?

そこで二人がとった手はマイク合戦。マイクで延々会話を始める二人。この間二人ともNHKに出てるんで^^その話からPTのマイクがいい味出しすぎとか^^

そして試合開始・・・・

と思いきや、いきなりウルトラ兄弟で古今東西をはじめてしまう二人。

しかしどっちもその方面のマニアではないので明らかに手詰まり。

負けた九州が「もう帰りましょう」といってさっさと引き揚げようとしたが必死でとめるレフェリー。

「プロレスだから!試合して!」と懇願されて仕方なく?リングに戻った九州は特別ルールを要求。なんでもがむしゃらの選手がこれに負けて数多く引退に追い込まれたという特別ルールだそうで。それは・・・・

居酒屋がむしゃらで出されるメニューを
いってからでないとフォールやギブアップしても勝ちと認められないというものだった!

ところがこれで提案した九州自身がさらに苦境にたってしまった!序盤こそ自分のペースにもっていった九州をもう一つの顔でつぶしにかかるSMITH。往年の荒業、テキサスクローバーががっちりきまるとたまらず九州タップアウト!

ところがSMITHが決まり手にメニューをいってなかったばっかりに勝ちが認められずタップも認められない。苦悶の九州をなおもいたぶるSMITH。ただあけた間が長すぎたかせっかくいい試合だったのにお客がだれはじめた。違う意味で計算外の事がおこってしまったのだ。

これではとばかりにSMITHはエクスプロイダーを連発。最後はネタ切れ気味に「締めはうどん!」といって強引にエクス。。。ではない「しめはうどん」という決まり手でSMITH勝利!最後はノーサイドで「今度タイトルかけてやりましょう」といったものの2人ともこの時点でタイトルもってないし!!!

「たとえお客さんにひかれても自分はまたやります」と懲りずにお客にアピールしてやっと九州らしいぐだぐだな試合に幕が下ろされた。

▼連合軍vsLOC対抗戦
タッグマッチ(30分1本勝負)

Darkness♪Nikky&DIEZEL
vsTA-KI&野本一輝

これはまあこの日唯一のストーリー上の試合ということになる。本来なら前説でLOCが全員でてきてあおりまくるんだが
なにせ、入場ゲートもなしで簡素な演出にとどめた影響と前試合のぐだぐだな空気を一掃するにはちょうど都合がよかったのだ。

一見すると、激しいバチバチな感じの試合展開になるかと思いきや、最近「若ハゲ」キャラが認知されだした野本が逆手
にとって自分から髪の毛ねたを振ってしまって、なぜかがむスターズのスタイルに歩み寄ってしまった。

急造タッグなのはヒール転向間もないニッキーがいるLOCも同じことなのだが、いかんせん味方にいると心強いが敵に回すとやっかいこの上ないオールラウンドプレイヤーでもある。もとがむスターズのニッキーとJrタイトルで因縁が続くディーゼルが相手ではなかなかタッチワークもこなしがたい。

相方の林ならうまくいく目も相手がTA-KIだと微妙にずれが目立つというか・・・・

前半のTA-KIは相手からはぼこられ毒霧、そして場外ではLOC総出の乱闘、味方の野本からは「新婚なんだよ!」「奥さん応援してやってよ」あげく本名?の「○サオコール」まで受けて、応援されてるというよりいろんな意味で精神的に参ってしまい防戦一方。

こんな感じで肉体的にはLOCから舌戦では味方から「攻撃」されボコボコのTA-KI。なんとか野本につなぐがやはりニッキーの際立つ職人芸的うまさの前には苦戦一方!!!!しかしこの辛抱が後にチャンスをものにできた!お得意のスピアーを決めてさらにここぞで使うつもりだったという新日・田口の「どどん」も決め手にならず、なればとTA-KI奥の手のファルコンアローで見事Jr王者にやっと一矢報いた。

が・・・

奥の手の奥の手をだしたということは・・・・いずれくるであろうタイトル戦にもうこの手は通用しない。それだけ今のJr王者ディーゼルは間違いなく強くなっている!!!

これは意外と難関だったかな・・・・

▼メインイベント(60分1本勝負)

久保 希望(プロレスリング華☆激) 対 澤 宗紀

メインにプロの選手が出ることはがむしゃらの場合まずない。プロとアマチュアの線引きには厳密な団体なんでその辺はいくら普段「がむしゃら」の厨房をとりしきる久保さんでもまたしかり。しかし、あえておこりえないカードをもってきた!それだけ特別な意味合いが
あったのだ!

しかも澤はこれを皮切りにGW五連戦!!4日の巌流島を終えるとはねだちで東京にに戻ってユニオンに出るんだから凄いとしかいいようがない!

そしてこの緒戦の久保とは昨年大谷とからんで久保希望が男を挙げたとき澤も同じリング上にいた。あの時の常人を超えた頑張りを目の前で見ているのだ。だから嫉妬でメラメラになってる澤はいきなりスイッチ全開!

まさに「やりすぎぐらいがちょうどいい」を地で行く猛攻!!!場外だろうがリング内だろうがおかまいなしに殴る蹴る澤。しかもそれが半端ない威力で久保に襲い掛かってくるのだ。あの実力者・澤宗紀をして序盤からターボ全開で攻めなければ勝てない相手が久保希望という男なのだ!

その証拠に中盤からリストや指先に攻撃を集中していく澤。だが一発で逆転できる力を持つ久保はことごとくそれを跳ね返し倍返しで、澤に襲い掛かる。なればと再び、腕を決め久保の指を反対に捻じ曲げる澤。かつてIWGP Jrで死闘を演じた越中と高田の名勝負
数え歌で、王者越中が脇固めとみせかけて高田の指折りにでた「あのシーン」が再現されたのだ!!

これでクラッチしようにも力が入らないので久保の技はすべて流されてしまう。しかも澤の計算ずくの闘い模様はさしもの久保の耐久力をもってしても跳ね返せなかった。

最後にだした卍はまさにオクトパスではなくまさに卍!あまりにがっちりきまって逃げられる状態ではなかった。あの大谷の情け容赦ない攻撃に耐え抜いた久保、ついにギブアップ!試合後のマイクがまた粋だった。

澤が言う。

「くぼっち!プロレスはいてえよなあ!辛えよなあ・・・・でも・・・楽しいよな!」

と笑顔で久保を抱きしめる澤。久保・・・いやもうこの時はいつものくぼっちに戻っていた。「澤選手闘ってくれてありがとうございます」と礼をいって、がむしゃらメンバーを呼び込んでいつもの「3・2.1・・・がむしゃらー!」ではなく「繋がろう日本!」で大会を締めた。

この頑張ろうではなく「繋がろう」という言葉の選び方がまた久保さんらしいなあと思った。最後はLOCも総出で募金活動。珍しくPTさんが「今日は写真いいですよ!」といってくださったので、記念に一枚撮らせてもらった^^

ああ、しかし終わってみれば本当にいい大会だった。多少の計算違いもどうにかなるのが生の良さでもある。まさになまでだからこそ味わう価値のある大会だったといえる。

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