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[プロレス観戦記復刻版]JWP下関大会(05年5月22日・日)

2018/06/10

JWP下関大会レポート(05年5月22日(日)於. 山口・海峡メッセ下関 17:00)

約3ヶ月ぶりの生観戦は、またしても女子プロレス。もはや既に滅びかけているジャンル?のに2月に続いてなぜ地方大会が見られるのかが不思議。

日曜の道路事情が未だよく把握できていなくて、夕方のラッシュに巻き込まれる。なのでぎりぎりに会場到着。道すがら大会ポスターを目にすると、ポスターの上からステッカーを貼って参戦予定と当初は謳っていたはずの前村早紀の名が消され、関西とジャガーに入れ替わられている。

地元凱旋ということで前村目当てに前売り買った人がいたかどうかはともかく、楽しみにしていた人はいたはず。そりゃネームバリューじゃ同じフリーでも関西やジャガーとは
比べものにならないかもしれないけど。全女時代にはついに果たし得なかった地元凱旋(隣市.現.山陽小野田市では試合経験アリ。全女が会場費未払いで訴えられたあの大会)はまたしても幻に...

考えてみれば下関出身のレスラーって意外なほど凱旋試合をしていない。あの佐山さんですら20年に一回のペースである。それを考えると前村が地元で試合するのは...
いつの事になるのでしょうか?それまで現役でいてね(苦笑)

メディコさんのお話では開場時に全選手がサイン入りでパンフを売っていたらしく、地方大会にしては珍しくパンフが完売していた。そのせいかアンケート回答用のプレゼントのサインが間に合わず、途中休憩時に抽選するはずが、全試合終了後に。当然参戦選手変更のお詫びなどは一切なく、当然のように試合開始時間も遅れ...
という過去のJWPでは考えられないぐだぐだな進行ぶりにちょっと腹が立つ(ただ見なのに)。

会場は今やドラゲーですら躊躇するフルスペース使用。当然ガラガラ...だが、ハーフスペースだったら結構大入りと言っていい入りだったのではないかと思う。なぜかLLといい、女子のプロモーターは現実をいまいち把握し切れていない感じがする。

全選手入場式は変わらず行われていた。かつてはフリー男子選手を相当数混ぜて開いていたのに比べると、女子だけで試合数が確保出来ていたので、かろうじて女子プロ見に来たなあと言う気持ちにはさせてくれるし、割と過去に見覚えのある選手が所属で
残っているので団体の色自体も薄香ほどは残っている様子。

昔に比べると日向がちゃんとしゃべれるようになっていたのは隔世の感あり。なぜかジャガーだけが退場時客席を突っ切ってかえっていった。すぐ隣を通っていったのだが、
さすがに迫力があった。

(1)シングルマッチ 1/20
○倉垣 翼 vs ●木村響子

初めてみる木村の試合。女子版ドンキーコング?できそこないのモハメドヨネっぽくも見える。パワー系キャラが先に出来上がってしまっていて、技がそれについてきていない。ブレーンバスターとSTFではせっかくのキャラが死んでる。

逆に倉垣のアルゼンチンでギブアップ負け。こういう技を使って勝たないと...使う技は違うけど、久しぶりに見た倉垣はミニ伊藤薫化していたように思えた。

(2)シングルマッチ 1/20
○ボリショイ キッド vs ●渡辺えりか

この渡辺に対して、顔写真入りの昇りを振り回すファンがいた。凄い。今時いるんだなぁ...こんな化石のような方が。所属選手に対してはそれぞれに紙テープの投げ入れも行う力の入れよう。ここだけ取り出してみるとかつての女子プロと変わらない光景。
しかし、そのきらびやかさが逆にもの悲しかった。終盤ダイビングヘッドバット狙いを
かわしてボリショイが勝った。試合そのものは昔見たものと変わらず。懐かしかった。

(3)シングルマッチ 1/30
○米山香織 vs ●KAZUKI

体が小さい分、なるべく自分を大きく見せようと言う工夫を歴代JWP各選手はしてきたように思うのだが、初めてみた米山も最たるもの。逆にKAZUKIはそれが出来ていない。コーナーで攻めても客から見えにくい位置で地味でダメージでかそうな攻撃(膝蹴り)ばかりをしかけるので、ダイナミックさがない。体の割に大きく見えない。

だからたまに大技使っても全然印象に残らない。もっと体格差を利用して力業で圧倒する展開にしていけば、米山の切り返しのバリエーションも生きて来たはずなのに、共倒れ。いっそ参戦予定だった前村と米山のシングルだったらなあ...

休憩。

間が空いてしまう。体にズバッとくるコマーシャルも今はなく、ただだらーっとした時間が過ぎるだけ。

(4)タッグマッチ 1/30
ジャガー横田(フリー)& ●木村響子
         vs ○ダイナマイト・関西(フリー)&ECO

やはりテレビの効果と長いことやっている人間の強みか。知っている選手が出てくれば会場の反応はがらりと変わる。ブッチャーと同じなんですね。要は。

2戦目の木村は水着をチェンジ。勢い良く出てきたはいいが、しきりに腰をさすっている。表情は完全に素になっている。よほど痛めたのか。その後試合ではそぶりは見せてはいなかったものの、気にはなった。

ECOってキャラがよく分からない。テーマ曲がパルプフィクション(ピーターアーツのテーマでもあるが)だから、蹴りを使うのか?色合いが派手なのに存在は地味。リング下でセコンド業務をこなしていても全く違和感がなかった。

関西は相変わらずというか、使わなくて良い相手に大技仕掛けちゃうくせがなおっていないというか...この日もコーナー最上段からのフットスタンプで決着したのだが、
試合当初からダメージおっている木村には追い打ちでしかなかったし、終了後気絶したままセコンドの背におぶさられたまま引き上げた木村は最後までその姿無し。

終了後ジャガーが関西に抗議していたのは多分フィニッシュに際しての配慮不足をさしてのものだったのではないかと思う。後味悪し。

(5)6人タッグマッチ 1/60
○日向あずみ,コマンド ボリショイ&倉垣 翼
    vs アジャ コング(フリー),春山香代子& ●渡辺えりか

メインイベンターなのにひたすらセコンド業務からリング調整まで黙々こなす、日向。
試合でも主に受け手に回りフリー参加選手に美味しいパス出すだけの役回り。メディコさん曰く「日向をもっと団体がプッシュしないと」。同感だが、多分彼女の性格的に、祭り上げられてもどうにもならないような気もする。

この辺りはいかにしかけてもどうにもならないことはある。例え本人が頑張っても。それが見ていてつらいところだった。アジャがおいしいとこどりするのはいつもの事なんで、それに負けないだけ輝けるかといえば難しいところ。

あと、基本的に渡辺と倉垣のコスチュームが似すぎ(黒一色でかつて日向が付けていた
ような感じのデザイン)で区別が付けづらかった。

全女では既に試合そのものに終末感があったが、かろうじて昔の香を守り続けているJWPにはそこまでの悲惨な空気は感じられなかった。思えば王国を築いていたはずの全女が滅び、あっさり空中分解したジャパン女子系がしぶとく残っているというのは、なんともはや。しかし、売店グッズのあまりのしょぼさや、フリーに良いように跋扈されている現実を見ると、安穏とはしていられない。次に見る機会は果たして訪れるのやら...

全試合終了後のアンケートで、当選者が書いた「見たい団体名」にJWPの名はほとんどなかった。リングアナ氏もいちいち読み上げなければいいのに。大半帰り始めている中、誰も聞いちゃいないし。マイク使ったぐちにしかなっていなかった。

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