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[プロレス観戦記復刻版] NEO Fighting Base 宇部レポート(シリーズ第3戦.最終戦) (04.10.25 mon 宇部市俵田翁記念体育館)

2018/05/23

NEO Fighting Base 宇部レポート(シリーズ第3戦.最終戦)
(04.10.25 mon 宇部市俵田翁記念体育館)

諸事情で3ヶ月ぶりの生観戦。正直飢えていたのに心身ともしゃきっとしない。30代最初の年に阪神で、30代最後の日に中越で大震災。大台迎えた昨日誕生日当日はなんとも言えない気分で丸一日仕事。それでも足は自然と会場へ向かう。途中玉突き衝突の交通事故見て更にブルー。

NEOは初観戦。これで全女から分裂した団体は一通りみた事に(あ、AtoZが残ってた)なります。最近はあまり熱心に予備知識は仕入れなくなっているので、見る前から特に悪い感情はなし。演出重視の団体なのかなと言うくらいの印象。それが地方に来て何を見せるのか?これが今日の個人的な観戦ポイントでした。

買ったパンフに「全てなぜそのカードを組んだのか説明が出来る。それだけの意識を持ってマッチメークしている」とあり、そこまで言うんだったらとかすかに期待が膨らんだんですが...。

客入りは昨年の同所の闘龍門なみ。早い話がらがら。今回は地元のパチンコ屋さんがプロモートしているらしく、女子プロおなじみの横断幕よりひときわでかくパチンコ屋の大横断幕が。だからおっかけとおぼしきマニア層1割と生き残りの女子プロファンらしい女性客2割と、後はどう考えてもパチンコ屋の客層だよなあ、という感じの人達多数。そのせいか会場の空気が重い。

そのおっかけ層が私の後の席に座っていたのですが、話す内容がいちいち10年くらい前の 自分がしゃべっていたような事を得意げに話ししているので、微妙にいらつく。なにか妙に恥ずかしいのだ。この3戦しかないシリーズを追っかけていたようなことを言っていた。宿がどうのとかいっているところを見ると世の中にはまだまだ暇人がいるようだ。リングアナが石田さんじゃないことにさかんに不満を述べていたけど、それだけはちょっと同意。

10分遅れで入場式開始。

この入場式もかつて第二次Uあたりが先鞭つけた頃は新鮮だったけど、あれからもう何年経ったことか?いまだこの時間の無駄をさも得意げに演出でござい、という感性ははっきりいって脳にかびが生えているとしか思えない。せめて顔見せするんならRODくらいの一工夫されたパフォーマンスはして欲しい。しゃべりがしっかりしていればマイクとテーマ曲流すだけでつかみは十分いけるのだから。

挨拶にでた松尾の天然キャラはほほえましかったけど、なごんだというよりグダクダ感が残ってしまったと言ったら言い過ぎですかね?

1.15分一本勝負
○椎名由香 vs ●賀川照子(STF)

全女時代以来ひさびさに見た椎名。彼女の試合はこの辺の位置でしかみた事がない。数年の後、よもや未だにこのあたりにいようとは。で相変わらず印象が薄い。パンフによるとサブミッション系が売りらしいけど、その割にはべちゃっとあたるフライングラリアットを多用し、試合の流れを自分で悪くしている印象。賀川はもっと素人っぽいのかなと思っていたら意外ときちんと試合が出来ていた様子。ただし可もなく不可もなくといった感じ。

2.15分一本勝負
○田村欣子&石川美津穂 vs
タニー・マウス&●松尾永遠(ロックボトム)

タニーが1人で動き回って試合を作っていた。本来なら松尾を動かして締めを取るくらいのことをしても良さそうなのに、キャラ的に仕方ないのか、根が貧乏性なのか自分が動いてしまう。自分の立ち位置を一工夫すればまた違った感じになるのにやや勿体ない。だから松尾のキャラが死んでしまっている。田村組もそうでせっかくお客から「タムラさまーっ」と声があがっているんだから淡々と試合するだけでなくなにかもう一つ見せないと。続きの見せられない地方大会で「ケッテー」やっても仕方ないと言えばそれまでですが。時間切れになりそうな雰囲気の中唐突に試合終了。

3.30分一本勝負
●えべっさん&お船 vs
○くいしんぼう仮面&アップルみゆき(関空トルネード)

本日期待度一のカード。

しかしこれが盛り上がらない。くいえべの試合としては決して悪くはないが、ここへきて他団体に参戦しすぎた弊害か?悪く言えば新鮮味がない。田舎特有のノリの悪さに闘龍門ジャパン(当時)ですら悪戦苦闘した土地で大阪プロレスまでその泥沼にはまってしまうとは!お船ちゃんもアップルも非常にいい動きをしていただけに、なにかもう一つ歯車のかみ合わせがわるかったのかな、としか言いようがない。そんな試合でした。

ここで休憩。

インフォメーションで賀川がリングに立つ。さすがにしゃべりは立て板に水の如しで実にうまい。スポンサーを立てつつ、休憩中の売店の自分の商品の宣伝を好感度高い明るい口調でPR。

そもそもリングアナにグッズ紹介任せて売店でサインするだけというのは最早選手の怠慢。このくらいのしゃべりでお客さんを呼び込んで見せて欲しいもの。これは感心しました。

その一方でリング調整はリングアナ氏が1人でやっている。ロープのはり具合やロープワークのテストなど腐ってもしっかりしているところは選手もしくはレフェリーがやっているのですが、安全管理の面からも試合していない人に任せるというのもどうかと思う。まあリング屋さんも兼任していらっしゃったのかもしれないけど、作業がやや雑に見えたので。

4.30分一本勝負
●仲村由佳 vs ○三田英津子(デスバレーボム)

仲村のダンスは知らないで見ると「?」なしろもの。予備知識がないとこれをどう楽しんでいいのか分からない。私がよく見ていた頃はひたすらカチョーラスとしてしか試合に出ていなかったこともあってシングルで三田のテーマを聞くのは実に久しぶり。「ああ、こんな曲だったよなあ」と感慨しきり。もりあがりが悪いと場外乱闘というのが地方大会の常ですが、それを使った割にはもう一つ締まらないセミでした。

5.30分一本勝負
○井上京子&米山香織 vs ●元気美佐恵&宮崎有妃(パワーボム)

この試合で1人サイズの小さい米山が自分の立ち位置をよく分かっていて実に小気味いい。やられっぷりも返し技も小さい体を最大限に利用している。実に頭のいい選手。初めてみたけどこの日もう一度みたいと思った唯一の選手。その一方で他の3人の動きが重い。宮崎はまだ動いていた方だけど、元気と京子に切れがない。特に京子がフィニッシュのパワーボムで元気を持ち上げ損ねてもう一度やり直したあたりに衰えすら感じてしまったのは実に淋しい限り。その上メインまで場外乱闘に頼る試合展開ではなにをかいわんや...

演出なしで試合だけで見せるという、いわばネオなりのハウスショーだったのかもしれません。しかし演出に頼れないなら試合をしっかりして欲しい。少なくともこの日見た限りでは他女子団体との優位点は見いだせませんでしたし、普通の女子の興業としかいいようがなかった。東京で評判のものをそのまま地方に運んできてくれたほうがまだよかったのだけれどそれは叶わぬ願いなんでしょうか?

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