[プロレス観戦記復刻版] 大日本プロレス山陽町大会.BJ WESTSIDE シリーズ

大日本プロレス山陽町大会.BJ WESTSIDE シリーズ

(2004年3月26日・日・:山口県厚狭郡山陽町青年の家内.山陽町スポーツ協会体育館:観衆1260人)

[プロレス観戦記復刻版] 大日本プロレス97大日本武闘派宣言~闘仁~第二戦下関大会
大日本プロレス97'大日本武闘派宣言~闘仁~第二戦(1997年9月12日 金 海峡メッセ下関 観衆1770人)イントロダクション海峡メッセのとなりにある市営駐車場横で信号待ちしていると、となりの車が大日本の宣伝カーだった...

イントロダクション

うららかな春の日差しそそぐ午後におよそ似つかわしくない団体の興業。

記憶違いでなければ山陽町でのプロレスは初。

少なくともここ20年は記憶にない。山陽町(合併前・2018年現在は山陽小野田市)は下関と小野田市に隣接していて両市での興業へのアクセスも不自由ないため、あまり興業がなかったものと思われるが、そこは「裏」が好きな大日本、何と同じ町内にある山陽オート開催時の真裏に興業をぶつけてきたからチャレンジャー(笑)

そのうえ、会場が青年の家!デスマッチ団体と青年の家というミスマッチ感はたまらないものがある!

オープニング①

そもそもこの会場の駐車場が山陽オートの臨時駐車場になっていて祭日は結構込む。

だから30分前についたのに会場はほぼ満車。

青年の家の横に菜の花が咲き誇る土手、その下のため池をながめつつ会場へ向かうと既に行列が。

あきらかにプロレスは見ていないだろうけど、久々に生で見られるチャンスにわざわざ出向いてきたのだろう。

年齢層、性別も闘龍門とはほぼかぶらない層ながら、皆楽しそう。話を聞いていると、近くのスーパーで伊東竜二夫妻が普通に買い物をしていたそうだ。あんな場所にレスラーが現れたらそりゃ驚くよなあ。

オープニング②

しかしこれがほぼ当日の入りの全て。中は小学校の体育館くらいの広さで2階はなし。

まあ場外戦も一つのウリだから別にまばらな入りでもぎっしりイス並べているのはそれなりに意味があるのだろう。

入り口では小鹿社長(当時)が自らもぎりをしていた。まあ、でもオートがなかったらもう少し入っていたろうに...ちょっと今回の「裏」は無謀に過ぎたか...

第一試合:15分一本勝負

●井上勝正 対 ○谷口裕一(11分08秒ノーザンライト・スープレックス・ホールド)

パンフ売り、そして息つく間もなく第一試合のレフェリングと忙しく動き回る李日韓レフェリー。前から気になっていたがかなりしばらく見ない内にすっかり体型が破壊王化している...谷口のテーマ(ビタースイートサンバ)がうららかな日差し差し込む午後の体育館のまったり感に実にマッチ。

しかし谷口にしろこの後のWXにしろ別な団体ならまだ第一試合におちるには早いキャリアなのに、ここの団体はある意味世代交代が容赦なく早い。彼らがメインをはって頑張っていた頃はよく見ていたので、この辺は何とも言えない気持ちになった。

第二試合:30分一本勝負

○シャドウWX 対 ●下田大作(10分01秒垂直落下式ブレンバスター→片エビ固め)

大作の試合も本当に久々。でも相変わらず和牛太同様受けに回ると物凄くもろく見える。

さすが双子。WXは特にコンディションも悪くなさそうだけど何かメイン張っていた頃の華みたいなものが感じられない。

メンタルな部分でやや問題アリ?そつなくこなしているように見えたのがやや引っかかった。

第三試合:30分一本勝負

○非道 対 ●GOSAKU(8分46秒ラリアット→体固め)

この試合の非道もそうだが、つとめて大日ビギナーたちのために自分たちのなんたるかをかみ砕いて試合をして見せているように見受けられた。

必要以上に観客を田舎ものとあおったり、立場的にはベビーの筈のGOSAKUに対して声援を要求したり。

ところかせ肝心のGOSAKUが打てども打てども響かない。結局非道の一方的な制裁マッチと化してしまい後味の悪さばかり残ってしまった。

第四試合:45分一本勝負

MEN’Sテイオー&○リッキーフジ 対 谷口裕一&●タナカジュンジ(17分35秒 9999→片エビ固め)

20分間アメプロ感全開の試合。

リッキーはでかい会場だとしょぼいけど田舎の狭い会場だとよく持ち味を発揮する不思議なレスラー。

雰囲気的には浮きまくっているのに(笑)。この日もテイオーと組んで押し引きのうまい試合運びで終始リード。

ジュンジがまたやられ役として実にいい仕事をしていたのでこの試合の谷口がまた引き立った。

この試合の陰のMVP。この辺はショーフナキ譲り?

第五試合:60分一本勝負

○伊藤竜二&関本大介 対 大黒坊弁慶&●”黒天使”沼澤邪鬼(14分11秒ドラゴンスプラッシュ→体固め)

特にデスマッチとは謳っていないものの、メインとなるとやはり大日本らしさがスパイスとして入ってきていた。

なんとリング上にパイプイスを敷き詰めた伊東は、この上で勝負しようと言い出した。考えたなあ。

デスマッチができない会場でデスマッチテイストの試合をやろうという意気込みはいいと思う。

伊東と邪鬼はこれで生き生きと試合をしていた。

しかしイスか机の攻防より隣で見ていた小学生軍団は関本のボディースラム一つで「うわー」「すげえ」「つえー」と歓喜の声。

彼らにはアイテムより単純な凄みの方に引かれていた模様。

それでもデスマッチ者の意地としてイスはイスとして使い技でしめるという伊藤や沼澤の姿勢は最後には観客にも伝わっていたようで、沈みがちだった会場も最後には歓声が上がっていたのでひとまず成功と言っていいだろう。

初心者向けの大日本入門編として極めてオーソドックスなマッチメークと極めてスタンダードな試合に終始した感が全体的に強かったように思った。

なので突き抜けた感動はなかったものの、決して悪くはなく、日曜の昼間といううららかさもぶちこわされることなく帰路につけたのは良かったかな、と。物足りないけど行き過ぎずでこれもまたよしか...

(註:写真は山陽町と小野田市が合併した後に撮影したものです。建物自体は変わっていないので。)

後記

後年、「青年の家プロレス」の話を邪鬼選手に話をしたら覚えていました。

伊東選手は完全に忘れてましたが(笑)ちなみに2018年に平生で大会を開くまで、大日本は山口県では大会を開いていません。

よほどこの時の入りが堪えたのか・・・。

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