[プロレス観戦記復刻版] 全日本女子プロレス山口県小野田大会
2018/05/29
全日本女子プロレス山口県小野田大会(03.9.11.水.於.小野田市市民会館体育ホール)
約4年ぶりの全女。女子プロ観戦自体がそれ以来。同所で見たのは藤田.日高組が大日本タッグに挑戦したとき以来だから(この間に全日本が来ていますが行っていません)随分久しぶり。
さらに全女となると前に一回納見が辞める前だったからこれも相当前の話。
わざわざ下関から15キロ離れた小野田まで割引券を取りに行くのが面倒だったので、T氏から博多大会の割引券を送ってもらって会場入り(これでも入れたから驚き)。
行ってビックリ。駐車場満杯。さらに当日券求める長蛇の列。この光景だけだと女子プロバブルの頃となんら変わらぬ光景。松永兄弟が勘違いしそう...
…かなと思ったんですが、実はそうでもなかった、と。割引料金で入った上に一度手渡された6列目リングサイドが更に3列目に差し替え。もう驚かなくなったけどやっぱりそんなもんでした。
昨日の雷嵐を引きずって本日も曇天。
ほどよく涼しくなって良かった...と思っていたら会場は密封サウナ。
飲まず食わずで観戦していたので途中ちょっと体調がおかしくなりかかったけどどうにか乗り切りました。
試合そのものは可もなく不可もなくでした。決して悪くはなかったということをまず前提に読んでいただかないと唯の悪口になっちゃいそうなんで念のため。
ベテランも現所属組も基本は同じ全女スタイルなんで違和感があろう筈もないわけでこれは当然。でもあっちこっちにほころびはありましたねぇ。長くなりましたがそれを以下につらつら書かせていただきます。
第1試合 ●HIKARU 対 ○ジャガー横田
いつの間にか魔界魔女じゃなくなっていたHIKARU。でも素顔の方がいい。
しかしこの試合とにかくロープワークにスピード感が全然ない。
ロープに振られてかえってくるタイミングが2人とも合っていない。だから歩数が多くてよたって見えたり勢いがなくなってしまったりでせっかくの試合を台無しに。
ジャガーも地に墜ちたか...
第2試合 ●サソリ 対 ○前川久美子
サソリまた一段と細くなっていた。
立ち振る舞いからしてどっちがヒールかわかりゃしない。さらに試合が始まってみると前川の襲撃の嵐を受けまくり耐えまくって一発逆転につなげていくサソリという図が。ところどころ思い出したかの様に凶器攻撃はするものの、インパクトナシ。
さらに代名詞の?サソリ固めは腰砕けになるしで極悪の看板倒れもいいところ。
最前列招待で見ていたヤンキー風の兄ちゃんが「弱いものいじめだよ」とぽつり。
これが全て。
ここで休憩。
20分遅れで始まって2試合で20分弱。休憩がさらに20分。間延びしまくり。
第3試合 ●廣瀬圭子 対 ○ダンプ松本
ダンプはところどころ愛嬌をくわえてもはや極悪の面影ナシ。ブッチャー状態。だいたい絶対的ベビーがいなけれゃ光りようがない。それは多分分かっているんでしょう。一回目は秒殺。再試合も1分半。全部ボディープレス。
見所はここまでスタッフとして動いていた田口さんがこの試合だけ影かほるになって極悪に参加したことくらいか。
この試合の後さらにリング調整。さらに間延び。
第4試合 ●納見佳代 対○渡辺智子
14分の試合中開始4分を会場での追いかけっこき費やした両名。間延びした会場を暖めようとしたのでしょうが、体温と会場温度が上がってしまっただけで徒労。切り替えて試合だけに絞った方がかえって沸いていただけに前半の時間が勿体なかった。
納見の表情は堂々としたもので立場が人を作るとはよく言ったもの。でもこんな試合してちゃね...
第5試合 高橋奈苗&●前村早紀対○井上貴子&アメージング・コング
ご当地山口凱旋の前村。「山口期待の星」と今井リングアナがコールした。私の職場の近くの学校にかよっていたらしい?のですが、よくは知りません(笑)
ただこのメンツに囲まれると細すぎ。「小学生だよ」という感想があちこちで聞かれます。サソリとは逆パターンで前村が耐えて耐えて一発逆転して高橋につなぐという凱旋試合にありがちなパターンの展開でしたが、いかんせん蝶野もビックリの分厚い膝のサポーターと細いからだが痛々しすぎて、伴う技術も発展途上なのが見え見えなのでいくら凱旋とはいえメインに出すのはどうかと思います。貴子の裏拳を何度も耐えて跳ね返したところには将来性が感じられましたが、今回はそれくらいかなぁ。
コングは初めてみたけどなかなか頭も良く、順応性もあり。いい選手だと思いました。
高橋がやや細くなっていたのが気にになりました。貴子は以前に比べるとグッドシェーブに見えました。
暑いのでとっととかえりました。とにかく間延びしまくり。試合で盛り返しても進行で台無しにしてちゃねぇ...。
なお、この後全女は小野田市市民会館体育ホールの使用料を払わずに、訴えられ、新聞に載ってしまうという失態を演じています。