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[プロレス観戦記復刻版] K-DOJOワールドツアーイン九州 最終戦 博多大会

2018/07/29

K-DOJOワールドツアーイン九州 最終戦 博多大会(03.6.13 FRI 於.博多スターレーン)

この日は休みを取って余裕のスケジュール...のはずが、新下関に着いて改札口からアホみたいに長い在来線ホームまでを走る羽目に。後少しの所でドアが閉まり、発車。外を車掌が見ていたのに無視して走っていった...

次の列車は40分後。下関駅前発博多行き高速バスを予約していたため、これでは間に合わない。急いでタクシー拾って下関駅へと向かう事に。新幹線より安く交通費をあげる筈がもうこの時点でアウト。

しかしこの運転手さん、話してみるとプロレスファンで、しかも下関に来るたびに武藤社長からのご指名でジムまでのせているというではないか。武藤はいつも会社のお金ではなく、自腹を切って支払い、しかもいつも多めに出して「残りで飯でも食って」という。宿との往復はするそうだが、それでもかなりの額が余るそうとか。いい人ぶりたい人はこういう計算をしがちだが、そこはナチュラルボーンマスター。

全く素でいい人らしい。初めてあったときからそういう気さくさで、それは今でもかわらないという。もう一つ「ど真ん中」の元.某団体の現場監督の某選手はのっても必ず「(会社に)ツケでな」といって払わないのだとか。これで本当に明るい未来が見えるのか?

確かに痛い出費だったが、いい話が聞けて有意義な体験ができた。単に偶然のりあわせただけなのに不思議な事が起きるものだ。高速バスには間に合って予定通り天神着。近くの郵便局で念のためもう少しお金をおろしておいた。まさかこれが後々役立つとは...

会場に着くと海峡メッセなどで私たちにはおなじみのハーフスペース状態にに区切られたスターレーン。正直5年ぶりに来たもので半分になったスターレーンでの観戦は初めて。往年の姿を知るものにはやや淋しい光景。しかも冷房切っている。暑い!ロビーにはかき氷の出店と、グッズ売場にはうちわが大量にあったのですが、こういう事をするか...商売人ですなぁ。

いきなりテンションの変わるカロリーナ嬢のあいさつに戸惑いながらも左手側を見ると選手が出待ちのコンセントレーション真っ最中。控え室で精神統一してでてくるのは分かるが、まだ三々五々お客が入ってくる通路でそれをやっているなんて。こんな光景はじめてみた。

第1試合 旭 志織 対 上越たく

その出待ちしていたのが九州.宗像出身の。得意技はレッグスプレットと言うことでしたが、ほとんど揺り椅子固め(基本はどっちも股さきですから)に近いもの。これで決められればかなり濃い個性になりうる。しかし結果は逆エビ。故郷に錦を飾った旭だが、次に来るときにはぜひこの必殺技で決められるようになっていて欲しいもの。

第2試合 DJニラ 対 YOSHIYA

これが噂の...DJニラ!いいキャラだなぁ...。途中で助っ人を呼んで招き入れた。なんとここで阿蘇山登場!火薬のにおいを存分にまき散らしながら入ってきた!室内なのに。

途中まではハンディキャップマッチだったのが、ニラの同士討ちに怒った阿蘇山はYOSHIYA側に寝返り、哀れこの日も負けたニラ。しかしどんなにやられても最後までマイクを離さず職務を全うしたのは素晴らしい。

第3試合 アップルみゆき&マイク・リー・ジュニア  対 山縣 優&PSYCO

続いて出てきたのも全員いい選手。この試合はアップルみゆきとPSYCOの動きが特に素晴らしく目を惹いた。友人のFくんが盛んに「アップル、かわいい」を連発していた。

第4試合 MIYAWAKI&X №2 対 タナカジュンジ&X №3 ?

すいません。この試合はかなりめまぐるしくてついていくのがやっと。特筆すべきは会場の特性を十二分に生かしていたと言うこと。会場北側にビデオカメラを一台セットしてあったが、アリーナ状になっているスターレーンは、立ち見スペースの方が高い位置にある。

その横の広さを存分に使った場外戦は、イス席からも見え、立ち見側からも存分に迫力が堪能できる優れものだった。

第5試合 浜田文子 対 魔界魔女3号

どうしてこのカードなのか?ここでやる意味がない。試合展開もハードコアになって、しかもバタバタした印象が強く、カメラを計算に入れていないから多分この試合の映像見ても何がなんだか分からない事も多い。全体のいい感じの流れがここで一旦リセット。お互いに損して得ナシの試合。

第6試合
UWA世界ミドル級王座選手権試合
ヤスウラノ  対 Hi69

これがなかなか渋い好勝負に。セミとしてタイトル戦としてふさわしい。ヒール色を強め、膝への一点集中でヒートを買いつつ
じっくり攻めていくHi69の冴えは、同時にそれらを全て受けて立ったヤスウラノの受けによって導き出されたもの。

お互いを殺しつつ生かしあう、プロレスならではの心憎い試合展開。このキャリアにしてこの落ち着いた試合運びは実に素晴らしい。多少地味ではあったが、飽きない試合。こういうのが、あると来てよかったなと思う。二人の成長の跡を存分に見せてもらえた。

第7試合

ディック東郷&TAKAみちのく&柏大五郎 対 筑前りょう太&真霜拳號&ハードコアキッド狐次郎

この試合はとにもかくにもTAKAにつきる。海外で鍛えた表現力の豊かさと技の冴えは、あの東郷でさえかすんで見えるほど。今が恐らく選手としての絶頂期の一つにさしかかっていると言ってもいい。

が、それだけに道場生たちがより飛躍的にのびていき、この団体の屋台骨を支えるためには、皮肉なことにこれだけ素晴らしいTAKAみちのくの存在感がじゃまになってしまっているというパラドックス。

怪我の功名とはいえ、校長が一線を退いたが為に成功した闘龍門と比べると、いつかしらこれは問題にはなってくるかも。ヒールとしての立場では敵対する道場生の頭を押さえつけるのは正解だが、それでは代表として困るという矛盾を抱えたまま、ヒールでありながら代表として最後の締めを行ったTAKA。

ついさっきまでブーイングを浴びていたのに大声援の中にいる彼の姿は代表の顔そのもの。リング上からグッズ放出の大盤振る舞い。「こんなに熱いお客さんがいたぜ!」という一言には実感がこもっていた。

終わってみれば7時開始の10時過ぎ終わり。長い。けど面白かった!問題点はあったけどまた見に行きたい。そう思った。

楽しい一時の後、皆と別れ最終で小倉まで。本来なら門司港までいければ良かったのですが、やむなく小倉からタクシーで下関まで。しかし当初おろしてきた金額でも所持金が今ひとつ不安になったため、トンネル近くで下車。そこから新下関までの道のりを深夜の行軍。帰り着いたのは夜中の2時過ぎ。雨には降られるし、結構散々。最初から濃かった一日は最後まで濃かった。疲れた...

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