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[プロレス観戦記復刻版] 「EDGE」03.5.25(日)福岡市.西鉄ホール大会

2018/07/26

「EDGE」03.5.25(日)福岡市.西鉄ホール大会

EDGEとはEVERLASTING DREAM OF GRAPPLE ENTERTAINMENTの略。「格闘エンターテインメントの終わりなき夢」というんだそう。福岡市でプロレスファン(とレスラー)の集う店として有名なリキハウスの音頭で、華☆激 、プロレスリングナイトメア、WMF、新日本!他の選手.スタッフが集まって作られた合同興業の名前。

下関を出るときは突風吹きすさぶ空模様。5月なのにやたら寒い。なのに博多に降り立つと、風邪は強いものの晴れているし、やたら暑い。これは参った。オープニングにナイトメアのリングアナ氏がでてきて前説。しかしあまりうまくない。だいじょうぶかな、と思っていたが、入場テーマ音楽がなって試合開始。

第1試合 つぼ原人 対 婆娑羅

テーマ曲がなって選手がリングインしてコールというスタイル。二人ともはいってきて、浅野グレース(久しぶりに見た!)レフェリーのチェックをセクハラ混じりで原人が受けかえしていると、またテーマ曲が...入ってきたのはマッチョ.パンプ。今回のサプライズにしてはちょっとなあ...と思ったが、そのまま3WAYに突入する事に。

第1試合 3WAYマッチ
 マッチョ.パンプ 対 婆娑羅 対 つぼ原人

ところが物事はやってみないとわからないもの。これがはまった。最初のうちはかみ合わなかったモノの、絡んでいくうちにどんどんよくなっていったから凄い。全く違うスタイルの3人だったからかえって良かったのだろう。

勝ち残り式のスタイルだったため(説明はなかったけど)当然のようにつぼが最初に脱落。しかし場外で残った二人の足を引っ張る大活躍。本領発揮しまくり。最後はパンプの丸め込みをロープ際で堪える婆娑羅に突然コーナーからつぼがキス攻撃。思わず脱力する婆娑羅を丸め込んでパンプの勝利。

第2試合 池田くん & U.M.A 対 KAZE&TAIRA 

この試合は若い人間に混じって素の池田「選手」の頑張りと意地の張り合いが目を引いた。団体に先駆けての本人の地元凱旋でもあり、キャラを貫くことでも、試合展開に於いても他の3人に対しての意地の部分が感じられた。また参加して欲しい。

第3試合 矢樹広弓 対 唯我

総合嗜好の強そう試合になったが、本質は二人ともガチンコよりプロレスの方が好きみたいで、グラウンドムーブ以上に場外戦や空中戦をやっているときの方が生き生きしていた。二人ともこのあたりでくすぶっていないでもう少し表舞台に出てきてもいいと思うが。

「元.華☆激準レギュラー」矢樹には大きな声援がとんでいた。

第4試合 死神&初代「マッドネス」&極悪海坊主WITH 怨霊
     対 覆面太郎&コスモ☆ソルジャー&アジアンクーガー

悪夢軍団 対 夢ファク正規軍という同窓会マッチ、というふれこみだったが、ふたをあけてみれば悪夢軍のコンディション絶好調。特に海坊主のいきいきとしたファイトぶりと、中身の実力は折り紙付きの初代「マッドネス」は実に良い。懐かしいだけで片づけるには勿体ないというもの。

対するコスモ、クーガーも抜群の動き。その中で体のしぼんでしまった覆面太郎が....まさかクーガーの方がでかくみえるなんて...怨霊は当初参加予定だったものの、怪我で欠場。自軍のアシストに努めていながらかなり怪我の部分を痛そうにしていた。あのキャラを貫く怨霊がよっぽどの事だったんだろう。

第5試合 レッスルブレインヘビー級選手権
  王者.茂木正淑 対 挑戦者 川内大裕

もと華☆激、川内にとっては一世一代の凱旋試合。気合いは入りまくり。

その気合いをことごとくすかし、力の抜き、入りを巧みに操っていった茂木。正直ここまでやれるとは...

誰もが忘れ去っていたちゃぶ台をパイプイスと共に効果的に使い、ダメージを与えスタミナを奪っていく巧さは見応えあり。この熱戦、見ていておおいに堪能した。でもリードは王者に奪われたまま。

成長の跡は伺えた川内だったが、あと一歩の壁が破れないところは華☆激時代からの課題を残しているように感じた。頑張って欲しい。

第6試合 特別試合
     獣神サンダーライガー 対 ディアブロ

茂木のこだわりがちゃぶ台なら、ディアブロのこだわりは怒りとチェーン。他の凶器は一切使わず、肉体とチェーンのみで勝負を仕掛け、ライガーの大いなる怒りを引き出したヒール魂は見事としか言いようがない。

会場を思わず熱くさせ、ホームグラウンドであってもライガーコールを起こさせる真骨頂。そしてかつてない怒りの倍返し。ライガーボムではないノーモーションの高角度パワーボムでマットにディアブロをめり込ませ、逆チェーン攻撃に掌底、垂直落下式ブレーンバスター2連発と、新日本でもそうはみられない怒りの獣神。

自団体のスーパージュニアの興業をキャンセルしてまで乗り込んできたライガーも熱く素晴らしかった。本興業の文句ナシのベストバウト。

第7試合 博多ライトヘビー&レッスルブレインジュニアダブルタイトルマッチ
 アステカ 対 リッキーフジ

セミがあまりに素晴らしすぎたため、メインに大いなる不安が。鼻骨骨折で体調万全ではないアステカと、今ひとつつかみ所のないリッキーの試合。しかしこれはリッキーが非情の鼻攻撃を、往年のNWA悪役チャンプよろしくいやらしくねちっこくヒール色全開で仕掛けてきたため、ぐっと試合に入りやすい展開に。

敵地に乗り込んだという感覚でいやらしくてうまいヒールに徹し、それまでに登場した悪役とは一線を画したリッキーがこの試合の立役者と言っても過言ではないだろう。それに対してアステカ選手もよく耐え、ライガー戦とはまた違う必死さで食らいついていったからこそ、セミに勝るとも劣らない好勝負が生まれた。最後こそ「いい人リッキー」に戻っていたが、「アステカ、お前を認めた!」というのは本心だったと思う。

今年上半期では一番の興業。実際会場の反応も良く、口々に「おもしろかった」と満足げに会場を後にする観客の声を多く聞いた。勿論見ていた我々も大満足。私は大急ぎで残った仕事を片づけに職場へと戻っていったのだった。

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